11月 『イシという灯明』片一也

イシという灯明

 

2012年3月、亡命先のインドデリーで

自らの命をかけ チベットの自由を世界へと訴えた

ジャンパル・イシさん  その日にいたるまでの、

片一也さんによる ノンフィクションの記録

 

『イシという灯明』 

片一也 著 ホルス出版

http://www.presssarisari.com

 

身を焼いて自分の命を行使する

そのとき胸中にある想い

パソコンの画面から

報道を知るのみの自分には

打ち付けられる衝撃以外

決意の重み、計り知れなくて

ただただ胸に巨大な穴があいたまま

閉じることなく 今日まで

その穴からは、

チベットの自由を求め訴えられる

たくさんのひとの叫び

ごうごうと渓谷を渡る風みたい

胸のなかから届き聞こえる。

 

本の終わりにも書かれているように、

世界からの注目も集まった2008年チベット騒乱以降も

中国とチベットの関係性、その状況も

なにも変化していないどころか

中国政府によるチベットウイグルへの監視に強制そして弾圧は

年々強まっているという。

 

自分の身を焼くことでしか

世界へ訴えることができない

そこまでチベットのひとたちを追い詰めさせているのは

共存共栄の共の字のない

中国政府の一方的で支配的な強引さ、だけじゃない

世界の無関心、世界の無反応の大きさも

とっても大きい。

 

映画カンタ!ティモールでは

たくさんのひとが死ぬことで

世界に報じられると、無差別の虐殺が行われるさなかへ

飛び込んでいく若者たちがいた。

 

いま、香港でも、自由と民主主義を守るため

学生を中心に、みんなが命がけで戦っている

 

日本国内でも、沖縄の基地問題

リニアやダム、自然を破壊するだけの無駄な工事

狂っているとしか思えない原発の新規設置計画も

そこに住まう人たちが、自身の大切な時間と命を

抗議の活動に、注ぎ続けてくれている

この先の未来のために

お年寄りも、からだをはって

建設のストップを、訴えられている。

 

その訴えの先にいるのは

ほんとうに、思うのは

むちゃくちゃな お金と利権と策略しかない

ひとのこころを持たないゾンビなようで

地球が与えてくれているもの

共有し ともに生きる

おなじにんげん、わたしたち。

 

国を動かすのも、変えるのも

その決定権や行使力をもつ権力者じゃない

ゾンビたちじゃない、

こころを持って生きている、わたしたち。

 

わたしたちしだいで

わたしたちが与えた権力を行使するひと

ゾンビにも、ヒーローにも

愛すべきひとにもなりうる

 

勝ち負けじゃなく

みんながしあわせにだってなれる

 

いまの安倍政権を動かせているのは

アメリカでもディープステートでもない

わたしたち。

 

だから、無関心でいちゃいけない

知ることの、大きさ

 

自分自身の日々でもうじゅうぶんに

それだけで大変で、

政治や世界、社会の問題まで、追ってられない

けど、放っておいたら

結果、じぶんの日々に、暮らしに

放っておいたあらゆるが、まるっと反映されてしまう

政治と暮らし、遠いようで

海と魚みたい、密接、切り離せない。

 

チベットにウイグル、パレスチナにリビア

いま南米、アマゾンも、大変なことに

権力支配、領土問題、開発、宗教問題による

対立、紛争、戦争状態にある地域や国々

 

暴力による支配や弾圧

報道されず、巧妙に覆い隠されたまま

地球規模の破壊やひとがたくさん死ぬことで

そうしてやっと注目されて

世界からおかしいのこえがあがる

誰の目にもとどくほどの悲惨の極みにならないと

世界からの問題解決へ向けたコミット起こらない

長くこれまでも、いまも、そうであっても

 

ひとりの命も何十万人の命も

命は数じゃない、たったひとつの無二なのに

自由への道を、死に託さないでほしい

生きるを選んでほしい、

じぶんの命を、自由のために使ってほしくない

 

生きることを選び

みんなでスイミーみたい集まって

命をかけることなくそれぞれの魂をこめ

こころと、現実的、具体的イマジンで

みんなで道を作りたい。

 

だけどそう思うだけじゃ、

ほんとうなにも変わらない

 

じぶんの目の前、自分の暮らし、

つながり、関わりあう社会、ひと、世界

しんに見つめ、本気で考え、本気で動く

じぶんの内にビジョンをもって、いまをある。

いま、そのとき。

 

その一番の最大の表明であり行動は

選挙で自分の一票を未来に投じることであり

たとえば買い物、ひとつの選択

そのときにかけることば、ひとつの表現

そんな日々のちいさなことも、

そこからなにかの波紋がうまれるかもしれない

それがもしかしたら倍音へと、共振へと

つながるかもしれない。

おもいを行動に、ひとつ、ひとつ。

 

 

体に火をつける その瞬間の想い

じぶんには計りしれなく、だけど

現地でイシさんの足跡を追って書かれた

片さんのことばのひとつひとつは

その場にそのままいて目にするような

『レヒーナ』にも近い感覚になるもので

 

自分を灯明にすると決めた

イシさんの決意

おなじじゃないけど、一滴であっても

じぶんのなかで、その想い、その覚悟

ただニュースで知るのではない実感を

じぶんの内に感じるのを、

片さんの写真と言葉、ガイドみたい

案内をしてくれた。

 

彼は遺書で、自由がなければ喜びや幸せは

風にさらされる灯明のようだと言い、

自らの体を灯明のように燃やした。

        『イシという灯明』片一也

 

続けている、ちいさなできること

Wi-Fiのネットワーク名は FREE-TIBET

チベットに、自由を。

 

あたりまえの自由を、

あたりまえにみんなが生きられる社会を。

そのための、いま、わたしを。

 

 

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10月 『はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本』山田奈美

ぬか漬けの基本

微生物たちは、人の心と共鳴するといわれます。子どもやペットを育てる

ような気持ちで、慈しみながらぬか床を育てていってください。

微生物たちは、きっとその気持ちに応えて、おいしいぬか漬けをつくり出し

てくれるはずです。『はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本』山田奈美著

 

わたしの発酵生活の主軸にあるのは

自家培養の紅茶きのこと豆乳ヨールグトに酵素玄米

そこにお店で買う無添加の梅干しと

調味料として酒粕甘酒塩麹醤油味噌お酢料理酒

手作りの発酵バターに醤油麹に豆乳マヨネーズ、酒粕化粧水

菌めく菌色の暮らし、以前お勧めした本のタイトル通り、

わたしのからだは9割が細菌でできている。

 

発酵の実践に意識が向かい始めたきっかけは

3月11日の震災後に書かれ発行された、

きのこさん著発酵マニアの天然工房を読んだのと

様々な発酵を実践しているひとが周囲にも多かったこと。

そこでの発酵自体への興味よりも

発酵を暮らしに取り入れられてるひとみんな

そのひと自身が魅力的で、ハチハチきらきらとされていて

その菌めく輝きに刺激をうけ、

まずは玄米発酵の豆乳ヨーグルトをスタートに

塩麹を使った料理や醤油麹作りと簡単なところから

野菜や果実の乳酸菌発酵にはまったり

万能酵母や甘酒、いまはその手間から

やめてしまっているものまで、

試みたあらゆる発酵ではっきりとわかるのは

そのときの自分の状態を

そのまま菌がうけとるということ

 

わたしは菌でできているともいえるけど

わたしの反映が菌ともゆえる

切っても切り離せない、あいだをわけることできない

この世界にいるすべて、菌なくしては生きていけない

水と酸素とおなじに、なくてはならないものが、菌。

 

年々豊かを増す発酵生活を続けるなかも

冷蔵庫のスペースの問題と、お漬物はそんなに

好きじゃなかった理由もあって、

なかなか踏み入ることができないでいた、

発酵といえばまずは浮かぶはずのぬか漬け、

わたしも、とうとう、とうとう今月から

野田琺瑯のぬか漬け用ホーローを購入し

気合いじゅうぶん、自家製ぬか漬け、始めました。

 

きっかけは、ツイッターでもつぶやいた

ぬかごと売られていた水なすのぬか漬けの美味しさに

がっと開眼が起こったことからだったけど

表紙の写真もすてきな山田奈美さん

はじめる、続ける。ぬか漬けの基本

京都の中央図書館で先に読んだことがあり

いつかぬか漬けを始めるときがきたら

購入しようと思っていたレシピの本で

 

ぬか床の作り方や漬け方はもちろん

ぬか漬けの発酵のしくみも詳しく書かれていて

ぬか漬けが気になられているひと、

ちょいと始めようかと思われているかた

とてもとても、お勧めのご本です。

 

『はじめる、続ける。ぬか漬けの基本』

山田奈美 著 グラフィック社

http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=32932

 

ぬか漬けが暮らしに加わってから、いちだんと以上に

日々にしあわせとわくわくが増しました。

いただくときのよろこびも、そして癒しのような安心も。

 

いままででいちばん美味しく漬けられたのはマコモダケ。

マコモダケの清涼なあまみと、ぬかのしょっぱみ

そして互いの菌があわさりおりなす、ぬか漬けのハーモニー

食をこえた神秘にもおもう、発酵の魔法。

あと、始めるきっかけともなった水なすは

やっぱりぬか漬けの王道、ほんとうに美味しいです。

 

何を漬けるかもだけど、まずに大事なのは、ぬか床

ぬか床へのアプローチもいま興味深く楽しんでいて

今日試みたのは、楽天堂さんで購入した

発酵するはちみつを、大さじ一ほどぬか床に加えてみる

完全非加熱の、置いておくとぶくぶく白い泡が

びんのふたのそとまであふれる

生命の力を感じる、生きているをわかる

いただくとからだが熱くなる、生はちみつ

明日、ぬか床と漬けたお野菜どう変化するか

わくわく とても楽しみです。

 

先日の台風で、その蜂蜜の生産者さん

養蜂家の小西さんの養蜂所も

巣枠70枚が被害にあったと

楽天堂さんのツイートで知りました。

採蜜予定だった秋のはちみつは

いまあるのみになったけれど

春に採蜜分は、これからも楽天堂さん

取り扱いあるよう(通販でも購入できます)

 

そのはちみつで、たったの一時間で

豆乳ヨーグルトもできたとあり

はちみつのすごさも、菌とならび

びっくりと感謝の想い、ひとしおです。

 

小さいものに、生かされてる。

それを、触れることで、確認する。

ぬか漬け、始めてよかったです。

 

 

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9月 『樹木希林 120の遺言』樹木希林

120の遺言

 『樹木希林120の遺言  死ぬときぐらい 好きにさせてよ』樹木希林

 

取材や対談での樹木希林さんのことばが

各章のテーマに沿って、あつめられた本。

以下 本文からの抜粋になります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分の判断を超えるものに対して、

拒否したり溺れたりしないで

もう少し自然でいたいなあと思うのね。

だって、それほどわたしは強くも弱くも

偉くも駄目でもないんだもの。

雑誌の連載で神や宗教的なものについて綴って。1977年9月

 

私にとっての神は、光みたいなもんだと思うのね。

「神様のバチが当たる」っておどかされて、

よくおどろいたんだけど、 神様ってのは、

そんなセコいもんじゃないと思うのね。

拝むと功徳があって、拝まないとバチをあてるなんて

裏口入学みたいな かけ引きするわけないもの。

光は、生をうけたもの全部にあたるんで、

ただ、うけとるこっち側が、

スモッグがかかってるか晴れてるかによって

その光は、くすぶったり、輝いたりするんだと思うのね。

いずれ科学も進歩して、

心を反射する光を究めることができるかもしれないけど、

それまでは、自分の判断を超えるものに対して、

拒否したり溺れたりしないで

もう少し自然体でいたいなあと思うのね。

だって、それほどわたしは

強くも弱くも偉くも駄目でもないんだもの。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

戦争って、自分のすぐそばの人たちとの戦い。
ドキュメンタリー番組で沖縄の辺野古基地建設予定地を訪れ、

戦争について語って 2015年8月

 

私は戦争って、こっちの国とあっちの国の戦いだというふうに

思っていたら、なんのことはない、

自分のすぐそばの人たちとの戦いであるんだなっていうのが、

あらゆるところで実感でしたね。

自分の国がこういう方向に行った時に、

そうでない意見を持った時に、とても、

すぐそばにいる人たちを説得できない、

あるいは説得されてしまう自分との戦いであって、

決してよその国との問題というのは、

それが起きてから出てくる悲惨さというのは、

むしろ自分の身の周りにいる人との戦いのような気がして。

そんな結論でした。

見誤らないように、生きていきたい、

生きていかなきゃいけないという感じです。

よその国とかっていう、

対中国、対韓国、北朝鮮とかアメリカとか、

そんなことじゃないって私は思いましたね。

それが私の戦争というものを考える、元になりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本の中でもこの二つのことば、

おなじくの想いもあり、印象にのこりました。

映画『あん』と『人生フルーツ』を観たときも

生きることと死ぬことを、希林さん、

そばでナビゲートしてくださったように思う。

特に『あん』は、わたしもからだを離れたら

木になりたいと(遺灰を養分に)その想いは

映画をみてつよくなって(それまでは海だったのだけど)

 

今年、父が植えたいちじくの木から初めて実が成り

その小さいけどいちども食べたことのないいちじくの味に

木を植えたときの父の想いがふぁーっと胸に伝わって

からだの死は死じゃないんだと

アナスタシアのそのひとは生き続けるの意味

木のおかげ、ほんとうにわかった。

 

日本、木が減っている。意図的に、減らされている。

石材屋さんはえってなるかもしれないけど

お墓のかわり、木を植える選択肢、増えたら

そのひとを想い出す機会、もっと自然に増えるように思う。

お墓を管理しなきゃいけないとか、そのための費用も、

プレッシャーや、かかる負担、へると思う。

 

本から離れてしまったけど

120の遺言、最後の章にあった

 

「いつかは死ぬ」じゃなくて

「いつでも死ぬ」という感覚なんです。

 

という希林さんのことばも

父にサンさん ともこさんとの別れが同時にあったとき

じぶん自身のこととして、それはいまも

つよくおなじくの思いで在る。

 

だからこそ、いまをなるべくにこんかぎり

後悔ないよう、もらったもの、じぶんにあるもの

出会えるひと、いただいた機会に尽くせるよう

いまをじぶんを生きれてる

そのときが、いつきてもいいように。

 

死を意識して生きることは

意識的に生きるのと、おなじところにあると思う

 

 

『樹木希林 120の遺言』

死ぬときぐらい好きにさせてよ

著者 樹木希林 出版社 宝島社

https://tkj.jp/book/?cd=TD291929

 

 

 

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8月 『GO WILD』ジョンJ.レイティ&リチャード・マニング

   「文明に 飼い馴らされた生き方は、もうお終いだ。」

 『GO WILD』ジョンJ.レイティ&リチャード・マニング

 

わたしの目指し取り組んできた野生とはまったく違う

科学的見地からの野生論

科学によって解き明かされる野生 それはスピリチュアル

スピリチュアルを科学的側面から理解し

自分の体と意識にその認識を落とし込むことで

分断化された社会、皆それぞれである個としての自分から

命をつなぎ育み生きる、

共同体の一員としての自分、その役割を

時をこえた視点で見はじめる。


ホモ・サピエンスが

今日まで生き残ることになった理由にあるのは

人のみが持つ 共感力(それを可能とする大きな脳)

 

「進化の成功は、続く世代がうまく繁殖するかどうかに

かかっているからだ。」(『GO WILD』p45)

 

そのためには共感力があってこそ、それがあって

社会みんなで、赤ちゃんを育てることが可能になる。

 

「基本的社会契約は赤ん坊を土台として生まれたのだ。

それがなければ今日の人類の繁栄はありえない。」(p45)

 

安冨歩さんが夏の参議院選挙で訴えられていた

『こどもを守る』

 

「私たちに生きる目的は何かあるのかと考えたら、

それは『子供を守ること』です。

アリやハチの社会であっても目的は同じです」(安冨歩さん)

 

野生にもどるというのは、そこでの原則は

子供を守る 守るというのは

みんなで子供を育てるということ

その原則が崩れてしまえば、

進化が止まったホモ・サピエンスも

他の霊長類と同じ、絶滅へと向かう。

 

映画『トゥモローワールド』は、子供が産まれなくなった世界

を描いたもの。作品の後味ひどく、観たことを後悔したのに

いまになって、その内容を改めて思い出すくらい

過激なフィクションは映画だけの話に思えなくなるほど

出生率の低下とか、そういった数値への危機感以上に

そのことを可能とする共感力、その断絶が

とくにこの数年、とくに今年、いろいろこくこく目にうつり

こころうろたえかけてしまう

 

野生を取り戻すための提案とヒントが

章ごとに書かれているなかで

いまわたしが実践していることは、「睡眠」

8時間は眠る。そのために、パソコンを切る時間を決めて

12時をまわるまえに眠るのを始めたら

体だけじゃなく脳の疲れも、

どっちもがしがしに絞りぞうきんみたいになっていたのが

いまだいぶ、すこししめったタオルくらい、回復した。

 

ほかにも、色や運動、環境について

現代の人間にはきびしく思える提案がつづくけど

そのなかで自分においての可能な方法を

日々に取り入れることはできるから

これからも、ちょっとづつ

わたしが向かっていた野生化と平行しながら

新たな野生へのアプローチ、進めてゆきたい。

 

そう、本にはマイクロバイオームの話も出てきた

やっぱり鍵は、こどもであり、根源であるけれど

菌もまた、人類を継続させる、最大重要の鍵に思う。

菌といえば、菌と意識のことを書かれている

足立育朗さんの『波動の法則』もそう

またぜひご紹介したい、すばらしい本です。

 

これからのとき、じぶんにできること

そのひとつは、野生に戻る

時代の恩恵に浴するときから、

それらがなくても、大丈夫なように。

それは、じぶんのためでもあるけれど

もっとの大切は

持続可能な社会、未来へ続く地球のため

わたしの野生化は、その想いでの取り組みだけど

いまはまだ、まだまだで

 

いま、アマゾンだけじゃなく、シベリア、アフリカ

あちこちで、大規模な火災が起きている

報道されるかされないか、されたから知っている

どうしようやそのときの感情でストップしないで

起こっていることの意味を

本当にしんに、個々人自身の目でもって

多角的に、わかろうとする

 

見させられるからの思わせられるじゃない

じぶんの視点、じぶんの認識、じぶんの想い

そのうえで、いまじぶんができること

それをひとりひとりが意識し生きるとき

全体でのスペンドシフトも、可能になる。

 

『GO WILD』

著:ジョンJ.レイティ&リチャード・マニング

訳:野中香方子  出版社:NHK出版

https://miyakestore.com/?pid=101244766

 

 

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7月 『銀河鉄道の夜』宮沢賢治

銀河鉄道の夜 宮沢賢治

「天の川のなかでたった一つのほんとうのその切符を決して

おまえはなくしてはいけない。」銀河鉄道の夜/宮沢賢治

 

初めて銀河鉄道の夜を読んだのは小学生のとき

夏休みの読書感想文を書くために

自宅の本棚から青い絵にひかれ選んだ。

 

読むほどにひきこまれる物語は線路になって

ひとつひとつの風景描写

賢治が得意とするオノマトペはほんとうにその場の音を

匂いを空気の心地を知ることができ

ホログラフィックな視覚情報のとびこみは

あらゆる存在の振動と明滅のひかりをともなう。

 

時間軸をはずれた空間の広がり、

その濃度、その重みはもう

ページの枚数よりもはるかに分厚く

先生の話す声、まぶたにうかぶ、天の川の星々の白み

教室にじぶんも席につくように

ゆっくり汽車の車輪が回り出すみたい

遠く旅にでる感覚を

読み始めるたび、いつだって感じる。

 

初めて読んだときからいま

数えるときっと百っぺん以上は読み返している

間違いなく人生でいちばん繰り返し読んだ本

 

どこでもドアを持ち歩くみたい

かばんに本をしのばせて

ひらけば真空広大な世界がひろがる

 

身動き取れない御堂筋の通勤電車

肉体疲労でもうろうとするモノレールの通勤も

どの仕事をしているときも

そのあいまや、ゆくときと帰り道

本をひらくと流れ込む、清涼で透明の風に

呼吸がもどり、意識がととのう。

草木のない灼熱の情報砂漠で

賢治のことばにこころ潤い、

今日まで、わたしは生かされてきた。

 

僕はもう、あのさそりのように

ほんとうにみんなの幸いのためならば

僕のからだなんか、百っぺん灼いてもかまわない。

 

にじのわのトップページにある絵は

赤く燃えるさそりの星を描いたもの

 

さそりの祈り、ジョバンニの誓い

わたしもと決意した日から今日これからも

切符、なくさないように

いちばんのほんとうを 歩きつづける。

 

 

『銀河鉄道の夜』宮沢賢治

https://www.shinchosha.co.jp

 

 

 

 

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5月『THE BIGISSUE ビッグイシュー』

bigissue

   THE BIGISSUE VOL.349 ボブから学んだ人生哲学

 

はじめてBIGISSUEを買うときは

販売員さんに声をかけるハードルが

なかなかに高かったのだけど

その最初の山(緊張)を越えたら

緊張もおかしな怖さもみじんこに消え

それからは販売員のおじさんとお話しするの楽しみに

土佐堀に住んでたときは肥後橋のおじちゃん

京都へ移ってからは、梅田の歩道橋の上で

自身で月刊誌も作られている濱田さんから

月二回発行されるビッグイシュー、購読している。

 

肥後橋のおじちゃんは、野鳥の会のように

どんなに遠く離れたところからも

ものすごい目力で、カッっと私に気づくのを

わたしも遠く離れていても、それに気づく

へんなテレパシーのような

ふしぎな交流を感じていて

そして人が行き交うオフィス街で

ひとり際立つ澄んだオーラのおじちゃんを

わたしは妖精のようにも思ってた。

 

大阪を離れて京都の二年は

肥後橋まで買いにゆくことできないでいたけど

昨年末に大阪へ戻り

年明け、おじちゃん元気でいるかなと

少し不安にいつもの場所へ近づくと

変わらずのふしぎセンサーびかっとに

二年ぶりですねと声をかけてくれた。

 

しばらく体調を崩してて

販売に出られなかったんですと話される

おじちゃんは、より小さく顔がしぼんで見えて

ほっとしてすぐ不安になったけど

それでも会えて、また販売に立てるようになられて

ありがたい想いになる。

 

 

京都へ引っ越してからは

阪急から西梅田への移動、

地下の人波をさけて歩道橋をわたるとき

高架の工事が終わり

もとの場所(歩道橋の上)に戻られた濱田さんから

再び雑誌、購入するようになった。

 

毎月濱田さんが自主制作されている

ビッグイシュー梅田通信「ちょっとひとやすみ」

村下孝蔵さんの歌詞をおもう丁寧なことばのリズム

わたしはいつもひとつもとけないクイズの出題

4ページの冊子を読むのが楽しみで

大阪へ戻ってからも、

新刊は濱田さんから購読している。

 

bigissue

        濱田進さん発行 ビッグイシュー梅田通信

 

いつのころからか、それは工事前から

工事後もそうだけど

梅田の歩道橋の道、ゴミがすこしも落ちてなく

いつも気持ちよく通れるようになっていて

京都からの通いで朝にそこを通ることで

その謎がとけた。

販売を開始する前に、歩道橋の端から端

あんなにひろい面積をていねいに

濱田さんゴミ拾いをされているのを知ったから。

 

感謝を伝えたら、みんなが気持ちよく通れるようにと

濱田さんはどこかかたい笑顔でそういって

濱田さんから感じてた、どこか盾をおもうバリア

そのときバリアに、思わなくなった。

 

大阪へ戻ってからの忙しさで

ひと月買いにゆけなかったとき

姿みないから心配してましたと言葉をくれて

肥後橋のおじちゃんも、濱田さんからも

うちはものすごく、ものすごく

ひびにないものもらっているのを

ほろほろと、あらためて、自覚した。

 

 

わたしはそれまでも、

ライフのレジのおばさんや

オドナマルシェで毎週会えるご夫婦からも

おなじなにかをもらってて

そのなにかというのは

なんというか、昭和の感覚

いまの時代かぎりなく薄まった

人と人との交流でかんじあう

なつかしい、あんしん。

 

ともだちもしりあいもほとんどいない私は

実家にも一年にいちどしか帰らなくて

見ない、感じないようしてるけど

どこかでは常にさびしいのだと思う。

 

ビッグイッシューのおじちゃんふたりは

そのわたしを、知ってくれてる

気にかけてくれてる

それは、ひとを生かすちからになる。

ふたりが元気でいてくれる

わたしは、助けられている。

 

 

雑誌の内容すこしも書いていなかった。

こんな言い方はないかもしれないけれど

読むたび常に思うのは

新聞よりも、BIGISSUEを読む方が

日本、世界のリアルを、知ることできる

 

ページ全体文字びっりしりで

(写真、イラストも随所に

記事ごとにデザインも凝られています)

込められた情報量多いぶん

さらさらっとは読めないから

読むときは新聞や本を読むよりも集中力がいり

はんぶん勉強の気持ちになるけど

そこにある情報は、新聞テレビだけじゃ

得られないものいっぱいで

特に農、自然、菌類に関する記事は

スペシャリストの声がきけ

ものすごく、学びになる。

 

こんなに情報がぎゅうぎゅうで、

また購入することで、ホームレスのかたの

支援にもつながるビッグイシュー

(一冊350円につき180円が、

販売者さんの収入になります。)

 

公共機関や銀行や病院の待合室

あたりまえに置かれていたらいいのにと

ほんとう思う。

読めば、社会の、世界の見方

決められた見方じゃない視点

じぶんに、取り戻せられる。

ほんとう、そう思う。

 

特にすきなコーナーは

販売員のかたの人生相談と

その悩みにあわせた枝元なほみさん

お料理レシピ。(単行本化されました!)

どこかの号、肥後橋のおじちゃんが

読者の相談に答えられていて

それにもわたしは、はっとげんき

はげましをもらう。

その質問と回答、抜粋します。

 

結婚したいですが出会いがありません

結婚はいつかしたいと思っていますが、

出会いがありません。いつかと思っているから

ダメなのでしょうか。日頃どういう心持ちで

いたらいいのかアドバイスがほしいです。

(30代/女性/会社員)

 

出会いというのはね、ないと思ってたら

翌日にあったりもするんですよ。

だから、いつ出会ってもいいように、

誰に対しても優しい気持ちでいることと、

できれば誰とでも少しおしゃべりするように

するのがいいと僕は思います。

とりとめのないことでも少しおしゃべりすると、

人となりがお互いに ぼんやりと見えてきて、

次の会話にもつながったりもしますからね。

(大阪・肥後橋/Sさん)

 

 

BIGISSUE、各地の販売員さんから購入できるほか

定期購読も可能です。
THE BIGISSUE   H.P.   twitter

 

また、ご予約時 にじのわフォーム メッセージ欄に

「ビッグイシュー希望」冊数 メッセージ頂けましたら

にじのわセレクトのバックナンバー お持ちします。

どんな内容なのかなと気になられているかた

ぜひ気軽にお声おかけください。

 

これから雨と続く夏、屋外での販売もハードな季節

地球の環境は圧倒的でも

気持ちができることは大きくおもい

ひと、いきもの、地球

想いあい、助け合って

みんないっしょに、元気になりませう。

 

 

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4月 『精神的珈琲世界』杉山佳苗

       杉山佳苗さん著 『精神的珈琲世界』

 

わたしは、あらゆる聖書、経典とも

すこしもちゃんと読んだことはないけれど

今ある宗派をこえた共通の

大切を示す本をひとつつくるとしたら

この本に書かれていることを

バイブルにしたらいいと思う。

 

本を読んでも、読んでいる感じがしない

ひとつひとつのことばを聞きもらさないように

しっかり耳をそばだてて文字を読む

珈琲豆から豆のスピリットが抽出されるみたい

ぽたぽたと音ひびかせることばの一滴一滴を

丁寧に味わい感じ取らないと

油断したらすぐに消えていってしまう

細やかな蒸気ともゆえる

固体化してないことばの振動、ゆらめきひびきは

つかみどころなく、けどそれを胸のうちで味わえば

じぶんの全転生にあるたしかさが、

かちっと、ぶわっと、そうやねんをわかる

 

最初のコーヒーのひとくちが

身体中にしみいるように

本のことば

じぶんのうちにある感覚に

じーんと響く。

 

ほの暗い佇みすてきな珈琲屋さん

先日初めてそうっと入ると

店主さん、なにかが一緒、

おなじ大切をみているひとで

「no music no life と同じ

お茶の時間は、生きるにおいて

必用不可欠。なくてはならない大事なもの。

だからこそ、世界中にお茶文化は存在する。」

どこかテレパシックに

そんなお茶の、話をした。

 

思えばほんとう、

いちばんの人生の危機のときもふくめ

受験や、自己との対峙、みんなでの団欒

いつもの日々から、大切重要に思うどのときも

そばにはいつもコーヒーがいて

音楽と同じくらい

いつも、助けられてきた。

本に書かれているように

ほんとうに、コーヒーに、

じぶんを生きる、導きをもらってた。

 

またお店をしたいと思うのも
コーヒーの魔法をみたいから
豆の匂いに包まれて

鎧とセパレートの意識ゆるみ

ひととひととの境界消えて隣りあえる
あのリラックスした、ふしぎな安心感
あれは、コーヒーのおかげ。
そして、そのおかげ、

たくさんの大切なひとに

そのままのそのひとに
わたしは出会う、ことができた。

 

 

『精神的珈琲世界』(本文抜粋)

 

食べることや飲むことは、

環境を頂くことだと思うのです。

その生き物が生きた証を、

私たちの肉体で再び体験するのです。

つまり私たちと環境は、

別々ではなく一つだということを

憶い出すために、

食べて飲むのだと思うのです。

(p36 環境は私‥‥‥)

 

 

私たちの心にある欲望は、

一つになる喜びを味わうために

あるのだと思います。

食べることは環境と一つになり、

睡眠は宇宙と一つになり、

性欲は人と一つになるこのなのです。

つまり愛とは一つになることで、

欲望とは愛を知るために与えられたもののようです。

だから自分自身の欲望を無視することはできないし、

乱用もできません。

一つになり満たされるのは、

自分の本質と繋がる喜びだと思えます。

その喜びから、私たちは再び一つになることを

欲することができるのです。

喜びから生まれるものは、

一つという想いなのです。(p140 祈り)



ひとつになる


いまの世界のあちこちは、

分離、分断、セパレート

どんどん激しく色濃くなって、いるようでも

シフトのミッドポイントを超えたいま

時代はユニティーへと入ってもいて

だからこそ、隠そうにも隠せない

隠しきれないあらわれが、

結果分離を強めることに

なっているのかもしれない

 

見たくない、見せたくないを

それでも隠そうと努めたり

これまでを続けるために戦いながら

これまでを守ろうとするよりも

 

首を左の過去でも、右の未来でもない

今正面、ただこのいまにある

じぶんのいちばんのほんとうを

そこだけをただぐっとみて

それをいま、表現し生きるのを

じぶんにみとめ、

そっちにエネルギーも時間も注げば

 

そこで生じるエネルギーの感応は

反発がうむ亀裂からの分離じゃない

共振共鳴、うまれる倍音、

そのときのここちこそ

きっとみんな、求めているもので

最初は双方じゃなく、個々、片方でも

じぶんのいちばんのほんとうを

みんながそれぞれ、発しだしたら

ぶつかりあう不協和音は

ハーモニーに変わる。

戦争なんて、存在し得なくなると思う。

 

世界平和はまったくぜんたい

究極に難しいものである。

そんなアイデアを受け入れるより

じぶんのいちばんのほんとうを発することを

みんながいっせいに選ぶなら

ほんとうに簡単に、世界は変わる

 

その切り替わりの鍵に

お茶時間、コーヒーは、あるのじゃないか

 

ご本は、京都の安楽寺 くさの地蔵縁日

杉山佳苗さんのコーヒーとともに、出会いました。

みんなに配りたい想いになった本

通販でも、また毎月2日開催される安楽寺の縁日でも

購入が可能です。

 

杉山佳苗著『精神的珈琲世界』 (あらたま◎農藝舎)

 

コーヒーの香りとともに、めくるページ

意識はひらいて

大切なひと、離れていても、そばにいる

つながりあう、ここちわかる。

ユニバーサル

コーヒーの導きで

内的宇宙に意識は広がり

じぶんという存在を

永遠なる振動とその音を

胸の内に思い出し、確かめる。

 

魂をチャージしてくれる

涅槃の安らぎ得られる

にじのわおすすめの珈琲屋さん

さいごに、ご紹介を。

 

京都 御所南  HiFi Cafe

大阪 野田  モクセイ

大阪 天満橋  星霜珈琲店 

 

コーヒー  ありがとう。

 

 

 

スピリチュアルリーディングにじのわ アカシックレコード

  スピリチュアルリーディング にじのわ

 










セッションの体験談

関東在住・Kさん

 

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本日見ていただいたKです。
スピリチュアルリーディングは初めてだったのですが、

驚きと気づきの連続で90分があっという間でした。
自分が10兆円持ってる人(この表現面白かったです)

としての生き方をすることに覚悟を決める、

という所が特に印象に残っています。
今はシーンとしてるソウルの部分も、

覚悟を決めることで

何か語ってくれるようになるかなと期待しています。

 

先日twitterで桑原さんを知った時、

東京に来るなら見てもらおう!と思って

すぐ予約したあたり、

本当に自分は直感型の人間だなと思います。

そしてその結果良いご縁をいただけたことを

嬉しく思います。
本日はありがとうございました。

 

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K様

 

体験談のご投稿、ありがとうございます。

10兆円、でも実際は、もうはるかにそれ以上

無限であり、プライスレス

その無限の源泉をどう使われてゆくか

これから腕の見せどころ

自分自身のWANTから

大胆に、制限なしに

プレッシャーはブッッシャーと梨汁に

魂の創造、たのしまれてください

 

枯れ木に花を咲かせましょう

そのとき、ここほれわんわんの声

かならずに意識の目の前 示されるから

 

花咲きほこる世界へ

突如ゆくこと決めた東京

ご縁とご機会をいただきまして

K様、こころから ありがとうございます。

 

 

 

"Lies the seed that with the sun's love
in the spring becomes the rose"

                 手嶌葵  「The Rose 」

 










東京セッション

にじのわ 東京セッション

                         去年の御所の雪柳

急に東京へゆこうとなり

(床寝で培ったもうどこでも眠れる自信から

往復とも高速バスに決めました!)

今月の10日と11日の二日間、

東京で対面セッションを行います。

 

スピリチュアルリーディングにじのわ

対面セッション 12000円

(90分10000円 + 出張費2000円)

※カフェの場合/ 別途ご飲食代

お部屋の場合/ お飲み物ご持参ください

ご予約はこちらになります。

 

以前に東京セッション、二度ほど試み

ご予約ほとんどなかったことから

東京でのセッション、またもう一度と

思い切れないままでいましたが

突発的な心持ちにのって

バスとホテルの手配をし

ご予約どうであっても

東京へゆきたく、街を歩きたく

日々と違う景色を、見たくなりました。

いつもにいたら会えないひとに

会いたく、なりました。

 

関東にお住いのかた

にじのわの対面セッション

このたびのとき、

お声おかけいただけましたら幸いです。

 

にじのわ 東京セッション

 

ご縁、お待ちしています。

よろしくお願いいたします。

 

にじのわ 桑原朱里

 

 










3月 『スウィート・ヒアアフター』よしもとばなな

よしもとばなな スウィートヒアアフター

 

決定的に変わることに憧れている人はたくさんいるけれど、

決定的に変わるということの本質を見ている人はとても少ない。

私もそうだった。もっと強い自分に変われたら、と願っていた。

でも変わるというのは暴力的に時間をねじまげることだ。

さっきいた人がいない、さっきあったものが消えている。

自分がここにいること以外、なにも確かなものがない。

嘆こうにももう嘆ける土台がない。思い出にひたるにももう

自分が変わってしまっているから、振り向けない。

どう変わったのかすら、わからない。

ただあてもなく変わったということだけだ。

(『スウィートヒアアフター』よしもとばなな )

 

中学に入ってすぐの国語の授業で

初めてばななさんの作品(『TUGUMI』)

に出会ったときの衝撃から、今日の日まで

ほんとうに、どれほど救われ

どれだけ助けられてきたかわからない。

 

この世界の空気が水が どうにもあわなく感じるとき

ばななさんの言葉は、

そうして息のしずらさ限界の手前で開く

酸素ボンベ、高原の風

本を読むことで、息ができた。

 

その数々の危機や孤独に生きるをくれた

ばななさんの本、言葉のなかでも

生きるより死に近いときを救ってくれたのが

3月11日の大震災を、あらゆる場所で経験した人

生きている人、死んだ人

全てに向けて書いたと あとがきにある

『スウィート・ヒアアフター』(幻冬社)

 

父とサンさんが同じ日に体を離れたその日から

それまでの自分も死んで、だけど体は生きている

半分死んで 生きている、

人生になかったただただ白紙、まっしろのときを

ばななさんのこの本、言葉は

そのなかでも自分のなかに残ってる

ほの明るい小さな火を

よりそいつつみ、消えないよう、守ってくれた。

守られて、わたしはいまのわたしを生きている。

生の奇跡と豊かさかみしめて、生きれてる。

 

タイミングもまた奇跡のようで

父のことがあって、大阪を離れ、実家へもどり

そこから思わぬ流れで京都で暮らすことになり

引っ越し先からは徒歩でゆける距離にある

京都の中央図書館で

まだ読んでいなかったと すっと手にした

本の表紙は、原マスミさんの絵で

空気が垂直に流れる冷気に ひやっとなった。

(読み終わってみる表紙、原マスミさんの絵は

またものすごいです。。)

 

読み始めてすぐ、そして最後まで

暴風雨にさらされてふっとびかけのたましいが

なんとか木の枝にひっかかりとどまり漂う、風船みたい

自分に起こっている 未曾有のひどく静かな緊急事態

本にあるほとんどすべてが、そばでわかる

 

ふっとびかけのたましいとからだをつなぐ

見えないひもの、結び目にある意識の認識

それがそのまま書き写されたかのように

その結び目の視点とおなじところから書かれている

(と感じる)小説は、舞台が東京、そして京都

いま自分がいる、みている景色に

ほんとうに、その重なりはそのときに

どんな不思議より、細胞がなみうつほどの

不思議な一致と、そしてそれがもたらす

嵐のなかで最大の、救いをもらう。

 

本当、暴力的にすら思う

そしてもう二度と戻らない

戻ることがゆるされない絶対的変化

髪はウォーズマンみたい短く切って

性別のない服をきて

京都へ来る前までの自分のすべて

前世にしか思えない

確実に、自分はもう前の自分ではない

さらにはたましいは外にでて

違うとこからその自分をながめてる。

それは、本には、

まぶいを落とすと書いていた。

それを読んで、この感覚は

自分だけの体験じゃないことも

本を通して、かみしめるみたい

確認した。

 

京都から大阪へ戻るのを決めたころ

お豆腐屋さんの奥さんが

急の病気で亡くなられて

京都を離れる日、

お豆腐屋さんのご主人に、この本をおくった。

 

書きたいことあちこちからあふれる

長くなってしまう。

 

 

主人公が再び生を生き始める

そのときそばにいるあたるさん

わたしも、あたるさん、そして小夜子さんの

覚悟ある自由に、救われました。

 

あたるさんに小夜子さんが思ったこと

抜粋します。

 

 

だれかの心が自由だということは、

他の人をも自由にするんだ、

でもそれにはとてつもない無頓着さと強さが必要なのだ

彼を知ってそう思った。

(『スウィートヒアアフター』よしもとばなな )

 

 

喪失を経たひと

本、とどきますように。

うまれた巨大な穴に

やさしさが、

満たされますように。

 

 

 

 

 

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