桜 メモ



地震のあと、桜を見れなくなった。
咲いてる感じだけ
あとは散るのを遠くで眺めて
それが去年は、
万博の桜を両親とみて、きれいで楽しくて
そのあとひとり近くの公園、
日が暮れるまで、じっと眺めた。
今年、もう平気な思いで桜見上げる

なんでなのかわからない
どんな年だって、桜からかならず伝わる
太陽の息吹のようなひかりと音
どうしてなのか、感じない
みんなが、どうしても
青白くみえる
自分が何かを投影してるのか

母の木のもとへゆく
4月の始まり、彼女はシフトしてた
ラピュタの木のような
そして、強い、言葉
意味はわからない
けど、ああ、
わあとなった

言葉を持って、
いつもゆかない方
少し歩いて、一本の桜をみる
みて、みて、感じて
母の木の言葉の意味、
はっきりわかった。

あぁ。ずっと。

悲しみってなんなんだろう。
みんな、ほんとうにみんな
未来を過去を今をおもい、
毎日を、ていねいに、
心をもって、巡らして
大切なもの守るため
一生懸命生きている。

なんでなんだろう。
悲しみをこえた視点てのは
不条理を、不条理でなく必要と
そう眺められる心持ち
人間な限りなぶん、
人間じゃない感覚、必要だ
それくらい、人間ゆえの
けどそれも、
持ち込めないのか
けどどうしたって感じて
それでも、在る限りの限り
止まらない
ということなのか

細長い串みたい。
完全にばらけるためには
持ち続けられない
母の木、今日のとき
強く言葉を向けた意味
今なんだとわかる。